トレッキング・登山の持ち物と服装!初心者向け

トレッキングとは

年代を問わず楽しんでいる人が多いトレッキングは、「trek(移動)」を語源とする山登りのことです。
無理のない程度の山歩きをしながら、自然と景観を楽しみ、健康増進やストレス発散につながるのがトレッキングの魅力といえるでしょう!
登山やハイキングとは特徴が異なる
山を登り歩くアウトドアアクティビティには、トレッキング以外にも登山やハイキングがあります。
トレッキングと登山に関しては同じ山登りですが、以下のような特徴の違いがあるので参考にしてみてください。
トレッキング | かならずしも山頂を目指すわけではなく、あくまで山の景色を楽しむ目的のアウトドアアクティビティ。 |
登山 | 主に山頂を目指すアウトドアアクティビティで、トレッキングよりも体力や装備が要求される。 |
ハイキング | 難所を避けて歩きながら自然を楽しむアウトドアアクティビティで、軽装でも楽しめる。 |
トレッキング |
かならずしも山頂を目指すわけではなく、あくまで山の景色を楽しむ目的のアウトドアアクティビティ。 |
登山 |
主に山頂を目指すアウトドアアクティビティで、トレッキングよりも体力や装備が要求される。 |
ハイキング |
難所を避けて歩きながら自然を楽しむアウトドアアクティビティで、軽装でも楽しめる。 |
体力消耗を基準として難易度を決める場合、ハイキング→トレッキング→登山という順番で難易度は高くなります。
トレッキングより体力が必要とされる登山でも、体験コースによっては初心者でも十分に楽しめますので、自分のレベルにあったコースを選ぶようにしましょう!
トレッキングや登山の魅力を知ろう
大自然を楽しむトレッキングや登山には、日常生活ではなかなか味わえないたくさんの魅力があります。
- 四季折々の景色を楽しめる
- 大自然のマイナスイオンを感じられる
- 自然の中で暮らす生物や樹木と触れ合える
- 一人でも複数人でも楽しめる
- 運動不足解消やストレス発散になる
- ツアーやサークルへの参加で交友関係が広がる
トレッキング初心者に必要な3つの準備

初心者でも楽しみやすいトレッキングですが、「何から準備していいかわからない」という人も多いでしょう。
そこで、「服装」「用具」「情報」という3つの重要ポイントに絞って、トレッキング初心者に必要な準備を紹介していきます。
トレッキングに適した服装を選んでみよう!
標高差があり、気温の変動が激しい山を歩くトレッキングは、重ね着(レイヤリング)をするのが一般手です。
レイヤリングをすることで、気温が変化したときに服を脱いだり着たりできるため、体温調整が楽になります。
下着から上着まで、トレッキングを体験するときにオススメされる服装をまとめましたので、参考にしてみてください。
アウター | 防水性・透湿性が備わったものを選んで、悪天候対策をする。ベンチレーション機能があると効果的に換気ができるため、レインウェアとしても活用可能。 |
ミドルレイヤー | アウターとベースレイヤーの間に着る服で、保温性を重視して選ぶ。薄手のダウンフリースなどがオススメ。 |
ベースレイヤー | 一番下に着るベースレイヤーは、速乾性・吸汗性・吸湿性が高いTシャツなどを選ぶ。 |
アンダー (下着) | アンダーに関しては、自身の肌に合うものを選ぶのがポイント。肌触りが良く、ベースレイヤーと同じく速乾性・吸汗性・吸湿性が高いものを選ぶ。 |
靴下 | クッション性が高く、速乾性・吸汗性に優れたものを選ぶ。また、気温の低下に対応できる保温性の高いものを選ぶのがオススメ。 |
シューズ | 山登りに適したトレッキングシューズ(登山靴)を選ぶことで、足の疲労軽減や怪我のリスク抑制が可能。サイズ感が合い、グリップ性や防水性が高いものを選ぶことで、より安全なトレッキングが実現。 |
アウター |
防水性・透湿性が備わったものを選んで、悪天候対策をする。ベンチレーション機能があると効果的に換気ができるため、レインウェアとしても活用可能。 |
ミドルレイヤー |
アウターとベースレイヤーの間に着る服で、保温性を重視して選ぶ。薄手のダウンフリースなどがオススメ。 |
ベースレイヤー |
一番下に着るベースレイヤーは、速乾性・吸汗性・吸湿性が高いTシャツなどを選ぶ。 |
アンダー (下着) |
アンダーに関しては、自身の肌に合うものを選ぶのがポイント。肌触りが良く、ベースレイヤーと同じく速乾性・吸汗性・吸湿性が高いものを選ぶ。 |
靴下 |
クッション性が高く、速乾性・吸汗性に優れたものを選ぶ。また、気温の低下に対応できる保温性の高いものを選ぶのがオススメ。 |
シューズ |
山登りに適したトレッキングシューズ(登山靴)を選ぶことで、足の疲労軽減や怪我のリスク抑制が可能。サイズ感が合い、グリップ性や防水性が高いものを選ぶことで、より安全なトレッキングが実現。 |
トレッキングに必要な用具を揃えてみよう!
服装以外で揃えるトレッキング用具には、リュックサック(ザック)やトレッキングポールがあります。
手軽にトレッキングを楽しむ場合でも、必要不可欠な用具がこちらです。
水筒 | 日帰りなら、最低でも1L容量の水筒を持参。 |
行動食 | 体力が長続きするように、おにぎり・チョコレート・飴玉など、簡単に食べられる行動食を持参。 |
ザック | 水筒や雨具、脱いだ服を収納できる容量のザックを持参。アウトドア向けのウエストベルト付きなら、身体への負担軽減が可能。 |
トレッキングポール | 登山用ストックであるトレッキングポールがあれば、疲労したときや急な坂道で身体の負担軽減が可能。グローブと合わせて使うのがオススメ。 |
緊急セット | 万が一怪我をした場合に、応急処置ができる救急用品を持参。 |
カメラ(スマホ) | 絶景を写真に収めたい人には必需品。 |
水筒 |
日帰りなら、最低でも1L容量の水筒を持参。 |
行動食 |
体力が長続きするように、おにぎり・チョコレート・飴玉など、簡単に食べられる行動食を持参。 |
ザック |
水筒や雨具、脱いだ服を収納できる容量のザックを持参。アウトドア向けのウエストベルト付きなら、身体への負担軽減が可能。 |
トレッキングポール |
登山用ストックであるトレッキングポールがあれば、疲労したときや急な坂道で身体の負担軽減が可能。グローブと合わせて使うのがオススメ。 |
緊急セット |
万が一怪我をした場合に、応急処置ができる救急用品を持参。 |
カメラ(スマホ) |
絶景を写真に収めたい人には必需品。 |
上記に加えて、必要に応じて以下の用具を揃えてトレッキングに臨みましょう!
- 日除け帽子
- グローブ
- 着替え
- 汗拭き用のタオル
- レインコート
- ヘッドライト
- 虫除けグッズ
- ゴミ袋
- 保険証
- ティッシュなど
体験エリアの天候や予想気温を事前に調べてみよう!
当日の天候や予想気温を事前に把握しておくことは、最適な服装や用具を決める際にとても重要です。 標高が高い山の場合は、地上とは大きな気温差があるため、ベースレイヤーからアウターまで万全の準備をする必要があります。また、雨が降りそうな場合は、レインコートや滑り防止のトレッキングポールを準備するなどの対策をしておきましょう。
トレッキングの始め方

仲間といっしょにトレッキングを楽しむことで、感動や達成感を共感できるメリットがあります!また、経験豊富なメンバーのサポートがあれば、初心者でも安心してトレッキングを楽しむことができるでしょう。
ただし、コミュニケーションをとるのが苦手な人には少々ハードルが高くなるため、加入はよく考えた上で決断しましょう。トレッキングは一人でも始められるアウトドアアクティビティですが、初体験の場合は経験者のサポートがあると安心です!
どのような形でトレッキングを始めたらいいか分からない人は、これから紹介する4通りの方法を参考にしてみてください。
初心者向けのコースから一人で始めてみよう!
単独で気のゆくままにトレッキングを楽しみたい場合は、インターネットや情報雑誌で初心者向けのエリアやコースを調べてみましょう。
「初心者でも安心」といった案内がされている場所や、立ち寄れる休憩所が充実している場所なら初めてでも気軽に楽しめます。
ただし、全くの初心者が一人で始めるのは心もとないため、できるだけ経験者のサポート付きで初体験することをオススメします!
一人が不安な場合は経験者にサポートしてもらおう!
トレッキングや登山経験者に案内してもらうメリットは、「初心者オススメできるコースを選んでもらえる」「困ったときに頼りになる」などがあります。
準備するべき服装や用具に関しても、経験者のアドバイスをもらえば安心でしょう!
ガイド同行のトレッキングツアーならより安心!
トレッキングツアーなら、経験豊富なガイドが同行するため、安心安全のトレッキングを体験できます。
当日、突然の悪天候に見舞われたとしても、「進むべきか、引き返すべきか」をプロに判断してもらえるのはとても心強いです。
トレッキングがどのようなものかを試してみたい場合は、初心者が一人でも気軽に参加できるトレッキングツアーをオススメします。
本格的に始めたい場合は団体やサークルに参加してみよう!
トレッキングを本格的に始めたい場合は、トレッキング団体やサークルに参加することを検討してみましょう。
トレッキングを成功させるポイント

トレッキングは、大自然と触れ合い、非日常的な体験を楽しむアウトドアアクティビティです。
初めての方は、「一人で参加するのが不安」「家族や友人は楽しんでもらえるだろうか」という不安があると思います。
より充実したトレッキング体験にしたい場合に、おさえたいポイントがあるので、わかりやすく解説していきます!
家族でトレッキングを楽しむ方法
高齢の方や、お子さんを連れてトレッキングを楽しみ場合は、できるだけ難易度が低いコースを選ぶようにしましょう。
トレッキングにおいて、難易度が低いというのは、以下のようなポイントをおさえたものになります。
- 標高が低い山を選ぶ
- コースを周る所要時間が短い
- 比較的坂道が少ない
- 施設や休憩樹が充実している
30代以降の女性が楽しむ方法
トレッキングは性別年齢問わず楽しめるものであり、女性からも人気があります。 実際に、女性のために企画されたツアーもあり、体力や高所に不安のある人でも安心して参加することが可能です!
疲れを忘れさせてくれるほどの絶景を仲間といっしょに記念撮影をすれば、最高の思い出となるでしょう。 運動不足と解消とストレス発散を同時にしたいと考えている女性の方は、心から癒やされるトレッキングに参加してみてはいかがでしょうか。
トレッキング初体験時の注意点

登山と比べると楽そうに見えるトレッキングですが、長時間の歩行で体力を消耗するため、甘く見てはいけません。
トレッキングの予定日が決まった後は、当日に向けてウォーキングや軽いランニングなどを続けて体力をつけておくのがオススメです。
トレッキング体験中は、こまめな水分補給と栄養補給を心掛けましょう!体力の消耗と同時にたくさん汗をかくため、長時間のトレッキングでは脱水症状対策をしなければなりません。
短い距離のトレッキングだったとしても、飲み物と簡単な行動食を持参するようにして、最低でも1時間に1回、5分以上の休憩を挟みましょう。
初心者はトレッキングツアーでデビューするのがオススメ

トレッキングを始め方をいくつか紹介しましたが、ガイド付きのツアーなら、トレッキングの楽しみ方や醍醐味を直接教えてもらうことができます!
たとえば、その山に纏わるエピソードを聞けたり、一人で歩いても気づけない景色を教えてもらったりできるため、トレッキングの魅力の1から10までを知ることができるでしょう。
初心者にトレッキングツアーがオススメされる理由を挙げていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
トレッキングツアーの流れを把握しよう
トレッキングツアーなら、全く知識のない初心者でも手軽にトレッキングの魅力を体験できます!
一般的なトレッキングのツアーは、以下のような流れになります。
- 集合場所でガイドや参加者と合流する
- バスなどを使って現地に移動する(送迎ありの場合)
- 現地に着いた後、コースの特徴や注意点などが説明される
- 往復2時間程度のコースをガイドの案内付きで周遊する
- 最初の集合場所までバスなどで移動して解散になる
トレッキングツアーならメリットだらけ!
集合場所に行くだけで参加できる手軽さの他にも、トレッキングツアーにはたくさんのメリットがあります!
- ガイドが付いているため初心者でも安心
- エリアの魅力や特徴を詳しく教えてもらえる
- 自分のレベルに合ったコース(ルート)を選べる
- 安全管理がしっかりしている
- 送迎付きなら車や電車移動の手間が省ける
- 参加者同士で交流できる
ガイドの顔が分かるツアーポータルサイトで選ぼう!
体験ツアーの満足度をより高めたい場合は、ガイドの顔や経歴が詳細に紹介されているツアーポータルサイトでお気に入りのツアーを探すのがオススメです!
初めてのトレッキング体験で不安な人でも、ガイドの顔をツアー前に把握できることで、「この人なら頼りになりそう!」という安心感が増します。 ガイドの顔が直前まで分からないと、当日無駄に緊張してしまう可能性もありますので、ツアー情報ページにガイドの顔が載っているかどうかを事前にチェックしてみてください!
トレッキングツアーの参加料金を把握しよう!
トレッキングツアーは、3,000円前後のリーズナブルな料金から参加できるのが嬉しいポイントです。 ツアーの所要時間や難易度などで異なりますが、一人あたり3,000円〜20,000円でトレッキングツアーに参加できます。
実際の価格帯については、近場で短いコースは安い傾向にあり、自分でプランを設定するプライベートツアーや8時間などの長時間コースになると高めになります。 初心者であれば、まずは数千円程度のトレッキングツアーから参加してみるのがオススメです!
トレッキングツアーに実際に申込してみよう!

旅行会社や団体によって申込方法は異なりますが、一般的な例を挙げて紹介します。
- Webサイトから体験したいツアーを選ぶ
- 希望日を決めてリクエスト(申込)する
- 申込完了のメール、予約確認書を受け取る
- 支払手続きを完了する
- 旅行会社から旅行書面を受け取る
- 集合場所でガイドや参加者と合流して現地に向かう