ボディボードとサーフィンの違い?初心者必見!

サーフィンとボディボードの違いとは

波乗りを楽しむマリンスポーツには、最も有名なサーフィンの他に、ボディボードやニーサーフィンなどが挙げられます。 それぞれのマリンスポーツの明確な違いは乗り方にあり、簡単にまとめると以下のようになります。
サーフィン | ボードの上に立った状態で、波の上を滑走する。 |
ボディボード | フィンを装着して小さめのボードにうつ伏せで乗り、波の上を滑走する。 |
ニーサーフィン | フィンを着用してボードの上に正座の状態で乗り、波の上を滑走する。 |
サーフィン |
ボードの上に立った状態で、波の上を滑走する。 |
ボディボード |
フィンを装着して小さめのボードにうつ伏せで乗り、波の上を滑走する。 |
ニーサーフィン |
フィンを着用してボードの上に正座の状態で乗り、波の上を滑走する。 |
サーフィンは乗りこなすのが比較的難しいマリンスポーツですが、ボディボードの場合、安定性が高く乗りやすいため、初心者にもオススメです。
近年ファンが増加してきているニーサーフィンは、サーフィンよりもスピード感やダイナミック感を味わうことができます。
ハードルが高そうに見えるボードを使ったマリンスポーツでも、初心者向けの楽しみ方がありますので、ぜひ注目してみてください!
サーフィンをもっと詳しく知ろう!

サーフィンが誕生したのは、西暦400年頃といわれています。
諸説ありますが、もともとハワイやタヒチで暮らしていた古代ポリネシアの人たちが、漁猟の帰りにボートを活用した波乗りをしており、そこから木の板を使ったサーフィングに発展したというのが有力な説です。
その後、1921年と1920年にオリンピックの100メートル自由形で金メダルを獲得したデューク・カハナモクによって、世界中にサーフィンが広まっていったとされています。
そして、2020年には東京オリンピックの競技に選ばれて大注目を集めました!
今やマリンスポーツを代表するサーフィンの特徴を紹介していきます。
サーフボードはサイズによって3種類に分けられる!
サーフィンで使われるサーフボードは、ロングボード・ショートボード・ファンボードの3種類に分けられます。
初心者に最もオススメされるのが、大きいサイズで安定感があるロングボードです。
3種類のサーフボードの特徴をまとめると以下のようになります。
ロングボード | 9フィート(約274.3cm)以上の最も大きく長いボード。コントロールが比較的難しいが、安定感があるため初心者向け。 |
ショートボード | 9フィート未満の長さで、シャープで美しい形状になっている。小回りが利くため、トリッキーな動きや技をしやすいが、乗りこなすには技術が要求される。 |
ファンボード | ロングボードとショートボードの中間の長さのボード。適度な安定性があり、ターン性能も高いため、初心者が中級者にステップアップする時にオススメ。 |
ロングボード |
9フィート(約274.3cm)以上の最も大きく長いボード。コントロールが比較的難しいが、安定感があるため初心者向け。 |
ショートボード |
9フィート未満の長さで、シャープで美しい形状になっている。小回りが利くため、トリッキーな動きや技をしやすいが、乗りこなすには技術が要求される。 |
ファンボード |
ロングボードとショートボードの中間の長さのボード。適度な安定性があり、ターン性能も高いため、初心者が中級者にステップアップする時にオススメ。 |
サーフィンの熟練度に合わせたサーフボード選びは大事ですが、体型に適したサイズを選ぶ方法もあります。
たとえば、ショートなら体重70kgまで、ファンなら75kgまで、ロングなら85kgまでといった選び方をすることもあるため、ショップ店員に相談して自分に合ったサーフボードを選ぶようにしましょう!
基本的なサーフィンの乗り方を覚えよう!
サーフィンに興味のある人は、基本的な乗り方の簡単なステップから学んでいきましょう。
- 初心者は波が低い場所を選び、足が地面につく場所で波を待つ
- 乗れる高さの波がきたら、波を背にしてボードの中心にへそを合わせて乗る
- 両手でパドリングをして波と同じ方向にボードを漕ぐ
- テールが持ち上げられたタイミングで手をついて状態を起こして、後ろ足→前足の順番で立ち上がる(テイクオフ)
- 両手を使いながらバランスを取って波乗りする
サーフィンは安全を考慮した準備が必要!
安全にサーフィンを楽しむためには、サーフボード以外にもウェットスーツなどのアイテムが必要不可欠です。 初心者でも経験者でも、以下のマストアイテムを準備するのが基本となります。
- 自分に合ったサーフボード
- 体を守るウェットスーツ
- 滑り止め用のサーフワックス
- サーフボードと自分を繋ぐリーシュコード
ボディボードをもっと詳しく知ろう!

サーフィンから派生して誕生したボディボードは、1970年にハワイ島のコナで誕生しました。
当時のコナは、海の水深が浅く危険な波打ち際でサーフィンを楽しむ人がおらず、スペースが有りに余っている状態でした。そんな時に、「この波の条件で遊ぶことはできないのか?」と考えたトム・モーリーという人物が、研究を重ねて、ボード上にうつ伏せで乗るボディボードを開発したのです。
1971年、初のボディボード「MOREY BOOGIE」が発売されたことで、子どもでも大人でも楽しめる新しいマリンスポーツとして大注目されました。
日本では、1990年にプロのボディボードの選手が誕生し、その後、静岡県で世界ツアーが開催されるなどして、国内に定着していった歴史があります。
そんなボディボードの特徴を紹介していきますので、気になる人はぜひご覧ください!
ボディボードはサイズ選びと形が重要!
サーフィンとは違い、ボディボードは自分の身長よりも短いボードから選ぶようになります。
サイズ選びのポイントは、長さ・横幅・厚みの3点で、サイズ感が合わないとテイクオフしずらくなるため慎重に選ばなければなりません。
まず、長さに関しては自分の身長と適正のあるサイズを、以下の計算で求めることが可能です。
- 【身長155cm以上の場合】身長×0.6=適性のあるボードの長さ
- 【身長155cm以下の場合】身長×0.61=適性のあるボードの長さ
最後に厚みですが、多くのタイプは5.3cm〜5.7cmくらいで販売されており、厚みがあるほど浮力が高くて安定しやすいという特徴があります。また、厚みのあるタイプはコントロールしにくく、薄いタイプはバランスがとりにくいため、初心者は長さと横幅が合っていれば厚みをそこまで気にする必要はありません。
形に関しては、オールラインド型という丸みを帯びて比較的面積が広いタイプが、初心者にオススメされますので、ボード選びの際はサイズ感と併せてチェックしてみてください!
ボディボードはサーフィンよりもテイクオフしやすい!
ボディボードは、サーフィンよりも安定性が高いため、初心者でもテイクオフが成功しやすいのが特徴です。 初心者が覚えるべき基本的な乗り方はこちらです。
- ボードに腰から上の上半身を乗せ、足の付け根をテールに合わせて腹ばいで乗る
- ボードから肘がはみ出ないようにしてボードの丸みのある部分を持つ
- 胸を反らせながら、フィンを装着した足でキック(バタ足)して沖へと進む
- 波を背にして、波がきたらキックしながら推進力をつける
- 波で体が持ち上がったら、肘を立ててボードの先端を持ち、下を押さえながらテイクオフする
ボディボードは推進力を付けるフィンが必須になる!
ボディボードに基本的にサーフィンと同じく、ボード・ウェットスーツ・リーシュコード・サーフワックスなどが必要です。 ただし、ボディボードで絶対に忘れてはいけないアイテムとして、足に装着するフィンがあります。 フィンがないと、ボードに推進力を付けることができなくなり、スピードが付かなくなってしまうため、マストアイテムだと覚えて起きましょう!
近年注目されているニーサーフィンとは?

画像出典元:SKY SURF YOGA
サーフィンとボディボードに加えて、正座の状態で波乗りするニーサーフィンが徐々に人気を高めてきています!
ニーサーフィンは、サーフィンの先進国であるアメリカのカリフォルニア州や、オーストラリアで大人気のマリンスポーツです。
スピード感とスリル感を味わえる新感覚のサーフィンとして注目されており、日本でもニーサーフィンを体験できるショップやツアーがいくつか存在します。
そんなニーサーフィンの特徴を簡単に紹介していきます!
短いボードに固定バンドが付いた変わった形状!
ニーサーフィンは「ニーボード」とも呼ばれており、長さ6フィート以下の短いボードに、太もも固定用のバンドが付いているのが特徴です。
両膝を乗せるためボードの横幅は広く設計されており、フィンの位置も比較的前方についています。
ボディボードよりも機動性は高いですが、ある程度のバランス感覚がないとテイクオフができないため、ボディボードとサーフィンの間くらいのサーフィング難易度だと理解しておきましょう。
テイクオフの爽快感を味わってみよう!
サーフィンよりも海面と顔が近くなるニーボードは、サーフィンよりもスピード感があるため、テイクオフの爽快感をより楽しめます。
テイクオフまでの乗り方を簡単にまとめると以下のようになります。
- フィンを装着し、ボディボードのようにうつ伏せでボードに乗ってキックで沖に出る
- 乗りたい波が来るまでキックを続け、波が近づいたらボードの両端を持つ
- 波で体が持ち上がったら、ボードの両端を持ちながら勢いよく両膝を立てる
- 両膝を立て、両手を左右に広げながらバランスを取ってサーフィングする
ニーサーフィンにもフィンが必要不可欠!
ニーサーフィンもボディボードのように推進力に欠けるため、フィンが必要不可欠です。 その他は、ニーボード・ウェットスーツ・リーシュコード・サーフワックスがマストアイテムとなります。
サーフィンやボディボードと比べると、ニーサーフィンはまだまだアンダーグラウンドのマリンスポーツです。 ニーサーフィンデビューをしたい場合は、ニーサーフィンのことを手取り足取りレクチャーしてもらえるガイドが付く、「体験ツアー」に参加することをオススメします。
サーフィンやボディボードデビューは体験ツアーがオススメ!

サーフィンやボディボードをゼロから始める場合、必要な器材を用意するのも乗り方を覚えるのも大変でしょう。
そこでオススメなのが、旅行会社やショップが展開する「サーフィン・ボディボード体験ツアー」です!
体験ツアーなら、経験豊富なガイドが丁寧に乗り方をレクチャーしてくれる他、サーフボードなどの必要なアイテムもすべて現地で貸し出してもらえるため、体一つあれば手軽に参加できます。
具体的にどのような流れでサーフィンやボディボードを体験できるのかを、分かりやすく紹介していきます。
初心者でもテイクオフ成功までサポートしてもらえる!
体験ツアーは、全国各地のさまざまな海で、実際にサーフィンやボディボードに乗って楽しめるプランになっています。
全くの初心者でも、経験豊富なガイドが丁寧に乗り方を教えてくれますので、ほとんどの人が初挑戦で初テイクオフに成功します!
一般的なサーフィン体験ツアーの流れを説明すると、以下のようになります。
- 現地でガイドと合流した後、ショップに移動する
- ウェットスーツに着替えた後、注意点などの説明を受ける
- 浜辺に移動した後、砂浜にサーフボード置いてパドリングとテイクオフの練習をする
- 十分に練習をした後、足がつく場所でパドリング→テイクオフの順番で実践する
- 慣れてきたら少しずつ沖の方に出て、ガイドのサポートのもと波乗りを楽しむ
- 体験時間が終了したら、ショップに戻ってシャワーを浴びて着替え、現地で自由解散
体験ツアーはスマホひとつで簡単に申込できる!
体験ツアーの申込は、全国各地のツアー情報が満載のポータルサイトからするのがオススメです。
一般的なツアー申込の流れは、以下のようにとてもシンプルで簡単です!
- ツアーポータルサイトでお気に入りのツアーを探す
- ツアー詳細ページから予約リクエストをする
- 入金をして予約を完了させる
- ツアー情報や各種案内を受け取る
- 当日、集合場所でガイドと合流する
サーフィンやボディボード体験ツアーの料金相場は?
一般的なサーフィン・ボディボード・ニーサーフィン体験ツアーは、5,000円〜10,000円くらいで参加できます。 2時間〜3時間くらい半日体験ツアーなら料金は安めで、6時間〜12時間くらいの丸一日体験ツアーになると10,000円を超えるケースもあります。
小さいお子さんから楽しめる体験ツアーや、1日かけてスキルアップを目指せるサーフィンスクールもありますので、ツアーポータルサイトでじっくり探してみてください。
必要な荷物が少ないのも体験ツアーのメリット!
体験ツアーならサーフボードもウェットスーツもレンタル可能です!
参加者が準備するのは、以下のような着替えや日用品などになります。
- 水着
- 着替え(Tシャツ、短パンなど)
- ビーチサンダル
- ラッシュガード
- 日焼け止め
- 飲料水
- バスタオル
- 防水パック
- 防水カメラ
ガイドの顔が分かるツアーに申込して充実した体験を!

サーフィンやボディボードの体験ツアーは、リゾート地を中心に大人気のため、たくさんの旅行会社が企画しています。
どの旅行会社のツアーを選んでいいか悩んでいる人は、ツアー情報と一緒にガイドの顔やプロフィールを公開している旅行会社がオススメです。
ガイドの経験値が高いほどサービスの質に期待でき、顔や性格まで公開している旅行会社であれば、非常に満足度の高いツアーを体験できるでしょう!
初めてのマリンスポーツ体験に不安がある人でも、ベテランサーファーがガイドしてくれるツアーなら安心感が増し、リラックスして体験に臨めます。
さらに、情報量が多いツアーポータルサイトであれば、日本ではまだまだ少ないニーサーフィンの体験ツアーも紹介されています。
悩んだ時は、ガイドの顔が事前に分かる旅行会社のポータルサイトで、お気に入りのツアーをじっくり探してみましょう!