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ガイド基本情報
濵田 伸一

濵田 伸一

鶏尾窯

所属エリア 岡山県 > 倉敷市 > 倉敷・総社・井笠
性格 個性的, ユーモア, こり性, 誠実, 気配りができる, 好奇心旺盛, 適応力がある, 計画性がある, ポジティブ, 優しい
言語 日本語
プロフィール・メッセージ
岡山県倉敷市で「陶芸体験」を提供する「鶏尾窯」の代表「濵田 伸一」です。1976年、大学の建築学科を卒業、備前市の南燦窯(なんざんがま)へ研究生として入所し,備前焼の道に入る。その後、備前焼窯元(株)松園へ入窯。1986年、倉敷市船穂町(旧、浅口郡船穂町)にて初窯を焚く 。須恵器(すえき)風のものを焼いていた。

焼き物を始めて4~5年経ったころ、当時の邑久郡牛窓町(おくぐんうしまどちょう)の「寒風古窯址群」へ行った時のこと、そこは7世紀初、須恵器の製陶が盛んに行われた丘陵地で,そのときは斜面の畑に白菜がお行儀よく並んでいました。よく見ると,畠地には小さな須恵器の陶片がいっぱい散らばっていました。畑の隅にはコブシ大の窯の天井部も転がっていました。1300年以上の年月で、窯出し後の須恵器(傷になったもの)は打ち捨てられ,廃窯後は地元のお百姓さんに鍬で打ち砕かれ、土に帰りつつ、今、白菜を育てている。須恵器に対する愛おしさ、感動を覚えました。須恵器との出会いです。

この須恵器との出会いが、今の僕の仕事の礎になりました。「地元の山土」を使い「穴窯」による「焼き締め」です。はじめの頃は「還元焼成」していましたが、今は酸化で焼いています。「須恵器」(すえき):5世紀はじめ、古墳時代の中ごろに朝鮮半島から新しい技術家集団が渡って来ました。その中に特別な技術を持った陶工達がいました。日本には古くから土器を焼いていましたが、半島から伝わった焼き物は土器とは違い堅固で、金属器のような物もありました。それは「ロクロ」と「窯(穴窯)」を用いたからです。かなり急勾配な窯で、窯焚き終盤から焚き木、枝、葉を大量に投入して窯の口を閉じる、還元焼成です。どこか刀剣の焼入れに通じるものが有ると思います。炭、炭素、一酸化炭素、酸化第一鉄。が、キーワード。「須恵器」は、「焼き締め」なのです。
ガイドの所属情報
鶏尾窯
鶏尾窯
鶏尾窯
所属企業団体等

鶏尾窯

所属先紹介

◎ 鶏尾窯の「焼き物」とは?
「土」を「火」で焼いた物。窯は使ったり使わなかったりします。土にもよりますが、500度位までに土の組成が大きく変わり「土」が「土でないもの」に変わります。焼き物になるのは500度位が目安です。土で作ったお皿を乾燥後に水に浸すと、とろけてしまいます。焼き物にすると、水に浸しても、とろけません。「土でないもの(焼き物)」に変わったからです。

大体の土は焼き物になります。山の土、畑の土、田の土、まさ土、砂(土とは云えないかな)など。まさ土や砂は固定した形に残せないので、粘土を混ぜると、固定した形のもの(器やオブジェ)にできます。もちろん「土」に合わせた焼き方をしなければ、溶けてへたったり、スポンジ状になったり、ボソボソの土器の感じを残したまま忘れられてしまいます。

◎ 鶏尾窯の「焼き物の種類」とは?
① 土器:土にもよりますが、500~800度位で焼いた物。「野焼き」で焼けます。日本瓦、素焼きの植木鉢など(これらは専用の窯を使用)。

② 陶器:植物の灰や土・石の粉末を水で溶き(釉薬となる)、素焼きした素地に掛けて、1200~1250度位で焼いた物。萩焼、唐津焼など。

③ 磁器:素地は陶石と呼ばれる石を粉末にして粘土とします。形成後、素焼きし、釉薬を掛けて1260~1300度位で焼いた物。有田焼、九谷焼など。

・炻器:焼き締めを指します。釉薬は使わず、土にもよりますが1100~1300度位で焼いた物。備前焼など。

鶏尾窯では、この陶器(灰釉陶器)と焼き締めの花器、茶器、酒器、食器などを焼いています。倉敷市船穂町、瀬戸内の温暖な気候の下、全国でも屈指の生産量を誇るマスカット・オブ・アレキサンドリアやスイトピーのビニルハウスが広がる丘に、鶏尾窯を設けています。鶏尾(けいお)は土地の名前で.50戸程の小さな地区です。そんな丘に窯を設けて「焼き締め」や「灰釉陶器」の器を焼いています。

交通アクセス

① 電車でお越しの方は、JR新倉敷駅からタクシーで約11分・JR倉敷駅からタクシーで約22分となります。

② お車でお越しの方は、山陽自動車道 玉島ICより約25分となります。

③ 倉敷美観地区からタクシーで、約20分となります。

所在地

岡山県岡山県倉敷市船穂町船穂7087-21

営業時間

陶芸体験は毎週 土曜日・日曜日のみ開催いたします、平日の開催はしておりません。詳しくは各体験ツアーをご確認下さい。

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